|
|
● 上と下
からだを上に伸ばそうと思ったら、
しっかりと足を大地に向って下ろさなければ。 地に足付ける感覚は、 形だけではないから、 忘れがちなんだけど でも確かに下に向かうエネルギーがあって そして初めて からだは上に伸びていく。 からだ全部をセンサーにして、 上と下のつながりを知る。 右と左のつながりを知る。 前と後ろのつながりを知る。 ただ知るだけ。 なにも、定まった答えなんてない。 |
|
● 生かしてこそ知識
この情報あふれる世界で、
私たちはあまりに多くを知り、 あまりに多くを見てしまった。 現実のような想像の世界と、 想像のような現実が、 貼り巡る電波に乗って 脳に侵入してくる。 多くを知ることは、 たくさんのプラスとマイナスを持ってくる。 情報に、踊らされない価値観は 自分の体を通してのみ育まれる。 多くを知ることばかりで、 ひとつの体験の時間を奪っていったなら 気付いた時には 足は大地を忘れてしまう。 今の時代を生きるからこそ、 知ることと、動くことのバランスを 見失ってはいけない。 |
|
● 枠を外す
赤ちゃんの頃、
覗き込む人の笑顔に 愛想を振りまいた、 可愛がられること、 それが仕事で、生きるためにすることだった。 子供の頃、 世界はまず、家庭の中にあった。 じいちゃんとばあちゃん、 父さんと母さん、 兄さんと姉さん、 妹に弟。 その一番身近にある 小さな世界の中で、 子供は自分の心の居場所を求めていく。 自分の立場を察し、 役目を演じてゆく。 世界は成長とともに次第に広がって、 今では見知らぬ人がこの世のほとんどなのだということを 知っている。 それでも未だに、 子供のころからの役目を、背負って生きている。 それは、長所にも短所にもなり得、 個性を作り出している。 もし、いやな事が周りに多ければ そのひとつひとつに関わる 自分の過去の役目を見つめてみる。 もし、自分を輝かせたいのなら 過去の役目を、誰のものでもない素晴らしき長所にして。 過去の役割に、無駄なものはない。 誰かのせいでもない。 環境のせいでもない。 比べる必要はない。 たった一つのこの生を、 今すべて受け入れたい。 |
|
● 方法を示すもの
方法は、何であってもいい。
何か一つ、 自分の細胞がふつふつと沸き、 喜び、心にもわくわくを伝えるような そんな何かを探し、 続けること。 ・・・・細くても、長く続けること。 難しくないほうがいい、 チャレンジや勇気が必要だとは限らない。 生活に近く、 なじむほどいい。 そしてそれは、 示してくれる。 続ける中での変化を、進化を、成長を、指針を、方法を。 そのままで、いいんだよという、安心を。 |
|
● ある友人のことば
とある日の午後、インド人の友達が経営するカレー屋に行った。
チャイを淹れながら、世間話をしていた私たち。 将来のプランを語るわたしに、彼は黒い瞳を向けてじっと光らせ静止した。 「なによ?」 「さっきから聞いてたら、なんで I'd like to とか、 I want to とか使うんだ?、 実現したいことなら、I do. こう、もっと言葉をクリアにしたらいいじゃないか。」 たしかにその通りだと思った。 インド人の彼の使う英語は、お世辞にも上手いとは言えなくて、 文法も、過去未来の変形もしない。 けれど、 顔を見ながら、抑揚を感じながら話していると その話題が過去のことなのか、未来のことなのか、 疑問形なのか、命令形なのかなんて、 解るものなのだ。 そんな彼に、大切なことを教わった。 言葉は、大切だけれど face to face そこには、 もっと大切なことがある。 そして、 選ぶ言葉や声には、 その人の魂が宿るのだと。 |
|
